午後、再開

 雲行きが怪しい。風が南よりというのが不気味。日本海を低気圧が東進しているのなら、明日以降天気は下り坂になる。やだなぁ。2/3、4は、穏やかな晴天であってほしい。

 昼に帰宅した受験生が「兄貴からちょっとヤバイ差し入れ」
 1. サクマのドロップ  ドロップ  =「落ちる」
 2. 森永のおっとっと  おっとっと =「落ちそう」
 3. グリコのポッキー  ポッキー  =「吉報」の逆だから、、、
 彼らしいブラックユーモア。中には笑えない人もいるかもしれないけれど、こうした逆説的な発想をおもしろがってしまうところが、僕のねじれ。スーパーにあふれる「合格祈願」系の菓子類を僕は素直に喜べない。いや、くだらない駄洒落や語呂合わせに託したネーミングをたくましい商魂ととらえられない。むしろ芸のない安直な商業主義とみてしまう。だから、それを裏返して見せる少年が、結果的に巷の馬鹿馬鹿しい便乗商法を切って捨ててしまっているところに、彼の鋭利な感性を感じ、尊びたいと思う。ただ、裏返すことができるのは、表あっての話なので、どこか一本骨太なコードを自分自身にもっていて、独自の存在を主張できる立場を構築していなければ、たんなる皮肉屋でおわってしまうことは留意しておいたほうがよい、と、思った次第。
 とにかく、駄菓子類は中学生によって折り目正しく消費され、彼らの胃袋に意味もなく皮肉もなく納まったことを報告しておこう。ありがとね。