昨日午前中、

 附属高校の合格掲示板に自分の番号を見つけられなかったR君のお母様と善後策を協議した。滑り止めなしの捨て身の作戦で、附属にアタックしていたので、公立高校の出願準備と、今からでも出願の間に合う私立の受験についてご相談した。この時点で、まだ、附属から速達は届いていなかった。
 午後、お母様から私立高校に出向き、願書を手に入れられた旨、メールがあった。文面が目に痛かった。
 その1時間後、「補欠合格」の用紙が届いたというメールがあった。胸が高鳴った。
 夜、本人に「まだ望みはあるぞ」と言うと「はぁ、でも、、、」とネガティブな反応。無理もない。いらぬ期待を抱かせても罪になるだけ、「明日から公立の過去問演習を始めるから」と言って別れた。
 深夜、過去の事例や経緯を考えて必ず「繰上げ合格」になる、と確信した。
 今日の正午過ぎ、そろそろ何か連絡があってもよいはずだが、と思った瞬間。メールの着信音をパソコンがたてる。ドンぴしゃりのタイミングで、発信者も一致。「来た!」と思って開封すると、妹さんの欠席通知。「あぁぁぁ」と嘆息して返信。03教室に入って高校生とだべりながらティータイム。
 01教室に戻ると新着メール「来ましたー!」の件名。開けて三度読んでから絶叫した。小5の生徒たちは、突然吼え始め、踊り狂っている僕をみてゲラゲラ笑っている。あえぎあえぎ事情を説明すると「うちのねぇちゃんも来たよ、補欠合格。学校から今朝電話があった」「なにぃ、本当か、合格か、間違いないか」「うん」と淡々と言ってのけてくれる。なんだぁ、いっぺんに二人かよぉ、こんなことってあるのかょぉ、おおおおおぉぉぉぉぉ!とさらに絶叫。
その後、直接、報告に姉が現れた。「昨日の時点で補欠になっていた連絡は受けてたのか」「はい、でも、どうでもいいって思ってたから」「あのなぁ、補欠になるかならないかは、天と地ほどの差があるのだよ」「ふふふふ」、その後、ちょっとこみいった話もあったけれど、「とにかく、きょう予定していた公立高校の演習は中止。もういい。遊べ」と、さわやかに退出する彼女を笑顔で見送った。