小5

 通過算の演習から流水算の導入。ちょっと指導スタイルを変えた。深く考えなくても機械的操作で解答を導き出せるようなノウハウを一切しまいこんで、愚直に問題文を正しく読解し、式を一行ずつ確認しながら、問題を解く作業を徹底してやらせた。そうした負荷の大きな作業を避けようとする生徒を執拗に追い込み、問い詰め、考えさせ、答えさせた。
 上手に解く、鮮やかに解く、よりも、泥臭くても、生きた思考の結果として解をみつけだす喜びを教えようと思う。より本質的な考え方を時間をかけて養っていこうと思う。僕が今まで見落としていたものが、たぶん、そこにある。