不動産契約の件で

 因島まで往復。連帯保証人に父を頼む。時間的に余裕があったので、墓参りをすることにした。途中のコンビニでロウソクと線香とライターを買った。お寺の駐車場に停めた時には気にならなかった雨が、墓所へ向かう坂道の途中から激しく降り始めた。日ごろの行いが悪いからしかたない、ご先祖様にもご無沙汰しているから当然の報い、と、いやになるくらい自虐的気分になったのは、なんでもない坂道に息が切れたせいか。
 久しぶりに会った父と母は、今年80歳。耳の遠くなった母と思うように意思疎通できない父が繰り広げる夫婦漫才を聞きながら、さて、自分はあと何年現役を続けられるのか、と、また暗ーい気分で考えた。間を持て余したので、母の肩と脚と足の裏を揉んだ。驚くほど薄い肩と小さい脚、力加減をセーブしているのに、痛い、痛い、の連発で、按摩をしているんだか拷問しているんだか、、、。ヘルパーさんが登場したところでお暇した。冴えない訪問であった。
 帰り道、またコンビニによって、景気づけにコーラを買った。そしてリアにギアを入れてスター、、、ト?動かない。MINIがまたゴネはじめた。やれやれ、ドライブに戻し、少し前進。リアに戻し、そーっとアクセルを踏む、、、、。動かない。はぁ、因島できょうは立ち往生かい。ええぃ、気合だぁ、とアクセルをグンと踏む。ガクッと振動して動き始める。コノヤローと思ったけれど、動くことが大事なのだ、と言い聞かせ、福山まで、3000回転を超えるふかしは一切なしでトロトロもどってきて、TOYOTAさんに駆け込む。
 前回の車検のエンジンオイルの品番を確認すると、リクエストどおりでTOYOTAさんにミスはない。と、すると、内部機構の問題になる。精査すること1時間。原因を特定。どうやら、部分交換ですまないらしい。エンジンを丸ごと入れ替えると、お見積もりは最低でも20万、新品なら50万、、、、、。と、とんでもない話になっていく。あのね、この車、一切合財で48万だったんですぅ。そんな無茶なぁ。
 根本的な改修の件は先送りし、だましだまし乗るしかあるまいね。ということで、ろくでもない始まり方をした一日は、どんな展開になることやら。