朝から学力テスト

8時ちょうどに家を出た。塾に着いたの8分ぐらい。生徒がもう9人。予想より多かった。来月は、もう10分早く家をでようか。

10:30 小4が終了。懸念されていた算数はものの見事に惨敗。はっきり言って、彼女らにこの敗戦の責任はない。突貫工事で試験範囲を暴走した僕が責められるべき。こんどの木曜日は、ちゃんと敗戦処理をする必要がある。時間を延長して、きっちり仕上げることにしよう。
小5と小6は理科。 5年の女の子が、「先生、理科が心配です。きちんと勉強していません」と試験前の休憩時間にテキストを机の上に開きながら真顔で訴える。「どうしたの、覚えてないの」「少ししか、、、」「ちゃんと覚えてないとできないぜ」「どうしよう、、、」ううぅぅむ、6年ぶりにテキストを一新して、コンパクトに要点が把握できるものにしたつもりだ。しかし、だからといって、子どもらが即座に使いこなせるわけではない。使いこなすには、それなりの手練手管が必要で、熟達するにはきちんとした方法論と時間と経験がいるのは自明の理。そこまで教えてないよなぁ。教えておくべきだったよなぁ。ええぇい、次回までの課題。しゃぁない。

11:05 小5・小6は最後の社会。たんたんと時間が過ぎてゆく。20分もたつと、集中力の切れた子達がちらほら。一声かける。25分も過ぎると、ほぼ全員が実質終了状態。そこから、最後の見直しに入る子は、今後の将来性を感じるし、ただ無為に時間を消費する子には、課題の多さを感じる。何事かをなしとげようとする子と、そうでない子との差異、といったらおおげさか。

11:40 すでに自己採点。さて、どんな結果になることやら。

15:04 04では中2が最後の数学に入った。01で1時過ぎからやっていた英検2級を受験する高校1年男子のサポート授業が終わったところで、眠いこと眠いこと。「結局ボキャブラリーの問題だと思うよ」
小6は、男子が健闘。女子は完璧に学習不足が露呈した。今年は、女子よりも男子がまじめ。怒られることも多いけれど、打たれ強く伸びてきている。
小5は、両極分解がはなはだしい。前回よりいっそう顕著になりつつある。学習範囲が広がれば広がるほど、学習量・学習姿勢の差が顕在化する。

17:22 中1・中3の試験と、数Ⅲ・数Cの授業が並行実施されている。中学生は、運動部の試合があった割には出席率がよい。高3の欠席者は、水泳の大会。選手宣誓するとか言っていたけれど、さてどうなったことやら。祈、自己ベスト更新。高校生でもスピード社の水着を着ると効果があるのかしらん。

中2の試験結果は、教えるものに深く反省を迫るものであった。いったいどうしたもんだか、日々の学校の成績はそれなりでもねぇ、、、。高望みをしても仕方がない。現実的なレベルでちゃんとした目標を設定してひとうひとつ乗り越えること。軸をぶらさないこと。

18:24 中3は国語。中1は数学。なぜか気がつけば04と02に混在する形で受験している。01では、新加入の生徒の補習をしているので、意味のない陣形ではないのだけれど、このあと英語のリスニングを実施するときには移動の必要がある。

19:55 中1が終了。まずまずの結果。やっと日々の学習と学力テストの結果がシンクロし始めた。しかし、こっちはもうバテバテ。きょう4杯目のコーヒーを無理やり飲んで、気力を奮い立たせている。朝から累積する成績不振の生徒の得点がボディブローのように効いてくる。ニャロメェ。来週から反撃!

20:10 自習に現れた高3生、チアガールがバトンを突き出すように、学校で返却された模擬試験データをさっと取り出す。破顔一笑、A判定。学年総合で2番、文系で1番。「気分いいなぁ」。それ以上の言葉もそれ以下の言葉も必要ない。今のところ、せいぜい僕にできるのは彼女の邪魔をしないようにすることぐらい。自立した受験生に、塾屋のおせっかいは不要であろう。

21:02 中3終了。英語の得点に絶句、絶句、悶絶句。ああ関係代名詞どころの話じゃないなぁ。代名詞や形容詞が弱い。準動詞から関係詞を仕上げれば初級英文法の骨格ができる、という考え方に間違いはないはずだけれど、もっと足元を丁寧に整理しなければ、幹も枯れてしまう。

22:07 本日の業務完了。あー疲れた。嬉しいことがちょっぴりと憂うべきことが途方もなく起こった一日であった。二日遅れのTHE LONGEST DAY。

では、また明日。