庭の手入れをした

草を抜き、花を植え替えた。僕の仕事は、もっぱら雑草を抜くほうで、きれいな色とりどりの花を寄せ植えし、コーディネイトしていくのは妻の分担であった。今年も青虫にかじられて丸坊主になったパンジーが一掃され、何度耳にしてもその名前を覚えることのできない明るい色彩の花たちが庭の主役についた。おそらく、うっとうしい梅雨の間、彼女らに慰められる日も多いだろう。ところで、中四国地方はまだ梅雨じゃないなんて、いったい誰が信じるのだろう。

ルイス君がカープの連敗を止めてくれた。やれやれである。そういえば、先日の黒田君の完封には感動した。「今日で野球をやめてもいいと思って投げた」のコメントにはしびれた。僕は、「今日で塾屋をやめてもいい」と思って授業をしたことは、いまだかつてない。いつも、「こんど」があり「次のチャンス」がある、と思ってきた。何か、魂の根幹を揺さぶられるような衝撃を受けた。