小5漢検間近

きょうはリハーサル。漢字の宿題のテストの出来が例によって二極分解した。きちんと準備してきた生徒は、90点台をマークできているにもかかわらず、10点台に沈む生徒も何人かでてきてしまう。量的には少し多めの宿題であったが、意志と工夫でこなせるものであった。「頑張りきれない生徒」をどう導くか、叱咤激励し、規範意識をもたせ、達成欲を喚起し、成長をうながさなければならない。

というわけで、リハーサル結果。20名中、合格ライン突破は14名。5級受験者より6級受験者の方が達成率が低い。意欲と能力の相関関係にまた行き当たるけれど、春3月から準備をしてきた塾屋の気持ちとしては惨敗に等しい。「コンチクショウ」。
さて、まだ三日ある。この三日でどこまで修正できるか。ガンバンベェ。

中3が二次方程式で苦戦。小テストをすると、ろくでもない結果がぞろぞろ出てきて、怒り炸裂。たすきがけは分かってないし、解の公式はⅠもⅡも使えないし、もうぉおぉ、と荒れまくっているとき、02教室で漢検の勉強をしている小6が、プリントを取りに入った僕をつかまえて、「先生、『印刷』が書けるようになった」と、天真爛漫、能天気に話しかけてくる。「ふぅん、オメデト」とだけ言ってさっさと01にもどると、「ええぇぇぇ、すごいさびしいんじゃけどぉおお」と追い討ちをかけてくる。仕方がないので、02にもどって「ああそうかい、そりゃよかった、すばらしい、拍手喝采だぁ! とでも言って欲しかったか、おい○○君、僕の分まで拍手しといてくれ」と場をまとめ直して01にもどった。当の本人はゲラゲラ笑いながら、屈託なく、まったく悪びれていない。見事な神経にひたすら敬服。何でもいい、とにかく、賢くなれ。

そんなこんなで、小学生は漢検一色に染まり、中学生は学力テスト後の低気圧状態の村上が発する暴風雨に巻き込まれ、LECは不穏な雰囲気。さて、明日はどんな展開になるか。