重い空・英検戦記

朝は町内の溝掃除。朝早くから目覚めてしまう。構えすぎなんじゃないかって思うけれど、どうしても気になるから仕方ない。掃除そのものは出来上がった手順に従って淡々と短時間で終了する。あっけないくらい。まぁ、日常生活なんてそんなものだ。

早すぎる気もしたけれど、漠然とした不安を感じて8:30に塾到着。予想通り9時前に女子生徒一名登場。30分間違えていた。

9:30 集合時間。何名か見当たらない。みんないろいろ訳ありってわけか。

11:30 一次試験免除の生徒のお宅に連絡して、受験票だけ書きに来るようにお願い。前々から思っていたのだけれど、このシステムは改善の余地があると思います、英語検定協会さん。個人データはそちらにあるのだから、名前と前回の受験番号だけ代筆ですませても何も障害は起きないと思いますけれど、、、(代筆はOKでした、すみません)

準2級の生徒たちが帰っても、午後の3級受験に備えて朝から自習している生徒が4名。「先生、お昼ご飯に『親子どんぶり』食べたでしょ」はい、箱入りインスタント、ネットショッピングのレトルトパックをレンジ・クッキングでいただきました。「においだけでわかったで!!」ううぅむ。恐るべし女子中学生。

さて、4級と準2級の答案用紙をパッキングをして午前中はおしまい。
午後はどうなることやら。

15:35 午後の英検は波乱も破綻もなく完了。小学6年生女子2名が自習をしに、英検のリスニングの最中に現れたのにはちょっとあわてた。想定外の事態であったけれど、そっと入ってくる思慮深さに救われた。

受験票に記入する自分の家の住所の郵便番号を知らない中学生がちらほら。昔は信じられなくて、「中学生にもなって何やってんだ!」と叱っていたけれど、最近ではもう居て当たり前、いちいち驚くこともなくなった。「東深津でしょ、721-0974だよ」で、すませてしまう。郵便番号を知らなかったり、市外局番を落としたり、生年月日の記入の際に、「平成」を選択しているのに「96年」にしていたり、いろいろ、毎回楽しませてもらっている。

事務能力が未熟だからと言って塾屋が怒る筋合いでもない。手間がかかると言ってもたいした手間じゃないし、数学や英語を教えることからすれば、なんてこたぁない。高3になれば、誰だって大学の入学願書をヒィヒィ言いながらもちゃんと書けるようになる。時に「息子の字をまねて私が書きました」っていうお母様もいらっしゃるけれど、それは例外中の例外。みんな一通りのことは自分でできるようになる。そして立派に独り立ちしていく。

だから、不器用な君たち、何も焦ることはない。そのうち、上手になるから。

答案用紙のコピーは、両面コピーができるようになって、じつに簡単な作業になった。フィーダーにのっけてスイッチ・ポンですむ。これが感嘆せずにいられようか。毎回「すげぇ」と思う。電子レンジでできる「親子どんぶり」よりも塾屋には有用性の高い機能だ。

明日から自己採点。結果次第で、3級以上の生徒は二次試験演習に入る。ともかく、学力テスト→漢検→英検と続いた試験狂想曲もここまで。来週からは静かに、しかし深く遠く射程を延ばした平常授業にもどろう。

16:57 雨。地震のあった地方にも降っているのか知らん。自習する小学生が三名。高校生が1名。授業には3名。

22:15 最後は中3理科。星座で終わった。長い長い一日であった。