秋の緑はやがて哀しき

しまなみ海道を往復後、授業。沿道の緑もくすみ秋色の気配。

小6 電磁石とアルカリ性と酸性。「中和すると水ができるんだ」って話にひっかかった生徒がいて、化学式を使って説明。気分的にはなっとくしていたが、、、。電磁石も、右ねじの法則がさっぱり理解できていない子が三人いて、あれれれれ。どうも授業空間とは異なる位相に意識が浮遊している気配が濃厚で、どうやってこちら側にひっぱりこむか、工夫がいるね。

中3 英検準2級レベルの話。手加減せずにやりたいことをやらせてもらっている。途中、自民党の総裁選とアメリカ大統領選の話にずれたのはまずかった。でも、西洋的な自然観と東洋的な自然観の相違を語ることができたのは収穫だった。

高3 きょうは地方国立大学2次試験の基本問題演習。あまりよろしくない結果に、ううむ。


日曜日、午後1時から因島で伯母の葬儀に参列するので、日曜日午前中の小学生の学力テストは自己採点なしで、11時50分に定刻どおり終了します。すぐに僕は因島に向かい、午後4時にもどってきて、高3の数学をはじめます。あとは予定通りです。小学生の皆さんの学力テスト開始時刻は午前9時です。あとの時間に余裕がないので、事件厳守ではじめるから、よろしく。

喪服を着ることにだんだん抵抗を失ってきていることがわかる。誰かを見送ることは、非日常的な営みで、この上もなく厳粛な出来事であったはずなのに、まるで決まりきったルーティンワークのように受け止めている自分がいる。
どんどん磨耗して、鈍感になっていくことと、タフに打たれ強くなることは、たぶん、同じじゃない。脆弱なまま鈍感になってしまっている可能性だってある、いや、その可能性はすこぶる大きい。
なんとまぁ、これ以上自己破綻することもあるまいに、と思っていたけれど、人生という兵学校は、今さらながら厳しい。