北風と積雲と

午前11:30
 市立福山中受験の少年少女らは何をしている頃かしらん。どうぞ、つつがなく合格答案を書いていますように。受験している少年のひとりの保護者から、今朝、メールをいただいた。不合格だった併願受験の近大福山中・文理クラスの繰り上げ合格通知が昨日届いた、とのこと。なんと、まぁ、である。
 あらゆるデータ(模試の成績・過去問の成績・授業の小テストの成績)から考えて嬉しい誤算というしかない。少年の努力とお母様のご支援に神様がご褒美を下さったのではないか、と、思った。いや、素直に彼の健闘を讃えるべきか、時に、ここ一番で120%の力を発揮できる生徒がいるものだ。
 受験勉強の最大の報酬は、間違いなく受験校の合格であろう。受験にいたるプロセスがいかに充実していても、不合格になってしまったら、画龍点睛を欠く。不合格を理屈で納得しても、感情が伴うまい。結果がすべてではないけれど、結果を軽んじることは断じてできない。だから、力を試す受験であっても、合格したほうがよいに決まっている。
 難しいのは、受験してみないと結果はわからない、という点だ。予想はしばしば外れる。外すつもりは全然ないのに、見事に外れてしまう。しかも、たいがい悲惨な方向に。カタストロフの責を負うのは塾屋である。なぜなら、合格させる責任が塾屋にはあるから。
 これまで、うまくいった受験より、うまくいかなかった受験の方が多かったように思う。チャレンジ精神の旗印のもと、無理を承知で受験させてきたことが多かったように思う。ただ、果たして、そうした受験指導が健全なのか、迷いつつ取り組むことが多かった。これからも迷いがなくなることはならないだろう。健全と不健全の境界は常に曖昧で流動的なものだから。
 年齢とともに、経験とともに、チャレンジ精神が影を潜め、より安全志向で、指導にあたり始めているような気がする。決して成熟と呼べない気がする、たんなる老化に過ぎない気がする。経験をつむことが決して全肯定できるわけではない、いらだたしさを感じ始める歳になってしまった。
 昼休憩、ぱらつく粉雪の中、頬を染めて自転車でやってくる生徒をみながら、ぼんやり考えた。

午後7:30
 中3は非T派が公立高校の過去問演習に突入。ほかに高校生がちらほら、中学生がひとり英検対策。3級受験者で、来なければいけない生徒がまだ来ていないんだが、どうするつもりだか、、、
 インフルエンザ警報が県内に発令されたと思ったら、塾の生徒にも昨日あたりからバタバタ罹患者が現れた。受験生!しっかり予防してください。
 
 高校中級の数学は微分の仕上げをしようと思ったら、例題を二つも残してしまったよ。もうぉ、なかなか思い通りにいかないもんだ。

午後10:30
 中3の公立高校過去問演習が終了。本来3教科で止めるはずだったけれど、流れがよかったので、「いけいけ、もう全部やっちゃえ!」と、LECっぽく突撃ラッパを吹いたら、素直に愚痴ひとつこぼさずスイスイやってくれた。結果も上々。内申がなんだぁ、いけるぞぉ!! 

 今年こそ、パーフェクト合格を誓う。 

■ 小6ヤギチーム 明日は8:30からやるよ。

 ■ 英検→ 午前9:30集合  準2級、4級
       午後1:00集合  3級、2級

   時間をまちがえないように♪