年内の授業は明日までです。

大晦日はお休みです。
元旦は午後から始動します。

きょうの番外編終了は午後11:22。
下手をすると、小6の子どもたちの大好きな時刻「いい肉」=11:29 になるところであった。午前中、彼らが11:29にアラームをセットして喜んでいたことが遠い昔のことのように思える。(よくわからない成り行きなのだが、小6に「焼肉戦隊」ができていて、「お肉」関係のギャグがとびかっている)

きょうは中3の過去問演習も小6の連続テストも、たいへん苦く重い結果であった。たまたま休憩時間に、ジョン・トーランドの「大日本帝国の興亡」を読んでいてどきりとすることがあった。ガダルカナルニューギニア、ソロモン、マーシャル諸島と、連続する負け戦によって、後退に次ぐ後退をする戦局に昭和天皇が憂慮を深め、参内した陸海軍の首脳に率直に作戦指導の未熟さを指摘しつつ苦悩する姿が活写されていた。国家元首として、戦争の最高指導者として、受け入れ難い現実を前に昭和天皇が抱いていた孤独を思わずにはいられなかった。村上のように状況打開を人任せにしないですむのはありがたいことだ。孤独であっても決断ひとつで原則的になんでもできる。昭和天皇が戦後退位しなかったのは間違いだと思っているけれど、戦中どれほど苦悩していたか、さっぱり考えてこなかったのはうかつであった。ひとりの人間として背負っていた深い闇の深さはどれほどのものだったのだろう。