春らしい日和だった

午前中は、ゆるゆるとマーク模試対策。微積・数列・ベクトル、と「ああ標準問題ですね」というレベルを、ゆるゆると進んだ。5月上旬によていされているマーク模試までに、課題が浮き彫りになった。

昼から、中3F。やっとテキストを導入した。どのレベルでどういう展開になるのか予測のつかないところがあったので、1ヶ月間じっくり様子をみた。結論。無理はしない。飛躍を求めたいときこそ、足元を固めるべきだだと考えた。テキストは思いっきりレベルの高いものにした。ただし、すすめ方は地を這うように丁寧にやるつもりだ。きょうの英語・数学はそういう方針で臨んだ。英語はかなりよい手ごたえがあった。数学はこれから、としか言えない。夏まで拙速を戒め、地道に基礎力強化に励む。それが一番の近道になる。たゆたえども沈ます!

中3理社。どうもデジャブにとらわれる。昨年の授業の延長のようで。確かにメンバーは入れ替わっているけれど、村上の使う言葉、話すトーン、何から何までリピートされている気がしてくる。生徒はおしなべておとなしく従順で、ほどほどにまじめ。際立つ個性を発揮するよりも、むしろ本来の性格を包み隠すことが習い性となっているようだ。どうなんでしょうね。

中2理社。こちらにそんな既視感はない。なぜだろう。実にフレッシュな雰囲気で授業が進む。もっとピッチを上げてもよさそう。

高1S みっつのグループに分かれて演習。ミズスマシのようにくるくる教室を歩き回りながら、解説している。おもしろい、と言えばおもしろい。寺子屋のような雰囲気がいい。このクラスのあり方ならジジイにも務まるような気がする。将来的にはこうしたスタイルが村上の塾になるか。

税理士さんから、10年後を考えるように言われた(直接言われたわけではない。結果として、そういう発想を求められた)。ふむ、60歳で、今のLECのやり方はできないだろう、と思う。いや、できるかもしれないけれど、できない可能性を考慮したほうがよい、ということか。過信は禁物ということだろう。

10年で、あと、どれほどのことができるのか。
鋭い刃で切りつけられ、たじろくばかり。