ここらあたり、頑張りどころでしょう。

小5
 分数の足し算・引き算を自在に操る演習を開始した。早わかりしていた子よりも、初期導入をゆっくり確実にした子らが、きちんと好成績を残している。すこぶる順当な結果と受け止めた。間違い直しを徹底して、数感覚をもっともっと磨くこと。
山地・山脈・平野・川は、一学期に嫌になるくらい鍛えられた子達には楽な試験だったが、そうではない子は夏休みにしっかり鍛えることね。角度と面積はまだまだ道半ばだね。第4クールではガンガン小テストを入れて補強したい。

小6
 きょうは速さとグラフの演習がメインテーマだった。グラフを読み取り、状況を把握する力は、そう簡単に身につくものではない。しっかり間違い直しに時間をかけて、ひとつずつ丁寧に復習して欲しい。

中2
 どうにもこうにも中1Jの大苦戦である。準備が甘すぎる、その日のうちに身につけなければならないことが先送りされている。危機感をもってやれ、と強調しておきたい。2年生は、完成度を高める練習だと思って、いかにミスを減らすか、工夫してやってもらいたい。

高校数学
 数1Aの応用はまずまずの形になってきた。そろそろセンタースタイルではなくて、本格的な記述答案練習をしたいのだけれど、実力格差があって難しい。マーク模試が終わるまでは、従来型の演習を踏襲するしかないか。そこそこ結果は出てきているので、それなりの充実感はある。


 オリンピック競泳リレー、男子銀メダル。「北島さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」の言葉は、おそらくロンドンオリンピックの最も印象的なセリフとして記憶されるだろう。浪花節の真骨頂で、涙なしには聞けないセリフ。10年前なら、ベタつきすぎるように思ったかもしれないが、50歳をすぎた今、こうした言葉に弱い。うん、うん、そうだよね。北島あっての日本競泳界だった、とか、すぐに思ってしまう。
 ファナティックな個人崇拝からは、正しい認識は生まれない。しかし、体操の内村くんや、水泳の北島くん、サッカーの沢さんらの日本チームへの貢献はもっともっと高く評価されていいように思う。
 「和をもって貴しとなす」が基本の日本社会ではなかなか難しいかもしれないけれど、突出した個人を育成する教育システムをもっと考えていいのではないか。オンリーワンは、傑出した能力があってはじめてオンリーワンといえるのではないか。なんであれ、各自、得意な分野で「勝つ」能力を鍛えぬく努力をしなければ、才能は磨かれない。才能を磨くときには、時にそこまでやるか、という負荷もかけなければならない。
 オリンピックで、勝負の厳しさを見せつけられるたびに、考えることが増えていく。