夕方。
中1の授業の休憩時間。
高3少女登場。
もう一年間頑張る!
指導のいたらなさをお母様と本人にお詫びした。
どうか初志貫徹。来年は難関学部を突破してもらいたい。
夜。
高3少年登場。
広島市立大 合格!
うぉおおおお おめでとう!!
照れつつ、はにかみつつ、お母様と三人で喜びをわかちあった。
六年前上から見下ろしていた子が、今は村上よりも背が高くなっている。
「次は海外留学だ!しっかりやれ!」
と、また、無責任にあおってしまった。
でも、それは、彼にとって必要な冒険、いや、体験になるはずだ。
みんなが思い通りにいくわけではない。
現実的には、うまくいかないことの方が多い。
よりましな選択をし続ける中で、ベストを尽くす調和のとれた柔軟な合理性が、結局、その場その場の出会いを活かし、その子の可能性を広げ、より豊潤な実りを生むように思う。
常に前向きに現実をとらえ、自分を信じて歩み続けること。
若いときは、とにかく前進することだけ考えればいい。
それが若さの特権だから。