4月です

 春期講習たけなわで、どのクラスもガンガン押しまくっている。声が枯れてサントリー天然水の2リットルボトルが手放せない。それでも檻の中の熊のように、教室の前の狭い空間を行ったり来たり。
 やるべきことはたくさんあって、時間はどんなにたくさんあっても、ストップウォッチが手放せない。「よーい、始め!」「はい、終わり!」といったい何十回口にすることか。「時間があればできる、なんて言い訳だ!制限時間内に解けなければ、解いたことにならない。授業中に解けないものが、試験で解けるわけがない!」「二秒以内に思い出せ、二秒以内に答えられなければ、使いものにならないんだ」「十秒以内に、考えて、選択し、答えを書き込め。決断力を鍛えろ、判断する力を養え!」と速射砲のように喋りながら、ガシガシ演習をすすめる毎日。
 いままでとは、一味違う講習会になっている。緊迫度は圧倒的に高いはずだ。去年と同じことはしない。必ず前進する。そう誓った。