小6 芦田川の水質改善と粗朶工法(そだこうほう)

 芦田川の水質を改善するための工事がひと段落したそうです(今朝の中国新聞)。
 粗朶工法(そだこうほう)と呼ばれる伝統的な技術を用いて、木の枝と石を組み合わせた沈床(ちんしょう)を沈め、植物の自生を促し、水質の浄化を図る由。明治初期にオランダから伝わって、全国に広まり、その後、近代的なコンクリート工法に次第に駆逐されてしまったのだけれど、北陸地方(信濃川・阿賀野川流域)には技術継承されていて、今回も新潟県から技術者を招いて指導してもらったらしい。この粗朶工法は環境に負荷の少ない工法で、しかも、水辺の生態系を豊かにすることで、今、注目をあびています。
 総合学習の時間でチャンスがあればとりあげてみてね。
 市立福山中や、県立広島中を受験する人は、粗朶工法がなぜ環境によいのか、なぜ生態系を豊かにするのか、その理由を手短に自分の言葉で表現できるような練習をしておくのだよ。字数は200字以内、時間は4−5分以内。書いた文章を添削して欲しい人は持ってきて。