高3

 推薦入試まであと九日間の時点での方針の徹底を話し合った生徒がひとり。恐ろしいほどの重圧に、気高くたえながら彼女は疾走し続ける。小6の子どもたちに求めようとして求められないモチベーションの高さが、宝石のように眩い。いや、小学生もやがて自我に目覚め、人生の荒野にひとりたたずみ、進むべき道を見出せば、何を叱咤激励する必要もなく、勝手に走り出すのは確かなことだ。目覚めていないのは彼らの罪ではないし、欠点でもない。そういうものとして受け入れるべき絶対的な事実なのだ。
 
 本日、ここまで。