小5の作文で

 問題文の続きを創作してくる問題を出した。みんなそれぞれ個性的な文章だった。それなりに楽しめた。しかし、中に一点、生命を冒涜し、命の大切さを軽んじる作文があって、激怒した。書いた生徒を呼んで、冗談にもそんな内容の文章を書いてはならないことを強くきつく厳しく諭した。*1言語表現の決して上手ではないタイプの生徒が、常套句をつなぎあわせて、ワイドショーのリポーターが喋るような下劣な内容の文章を書いてしまうことは決して珍しいことではない。守られるべき節度を逸脱し、悪趣味で下品な文章を書くことは犯罪に等しい、と教えたけれど、さて、どこまでわかってくれたことやら、、、僕には珍しく、ご家庭に支援を求めた。子どもの周囲から、生命を軽んじるような邪悪なマンガ、アニメ、TVドラマを遠ざけ、健やかなみずみずしい感受性を取り戻すことができるような環境を構築してもらいたい旨、お願いした。10年前なら、「ふざけんな!」のひとことで破り捨てていただろう。年をとると、それですませられないお節介をやいてしまう。オジンくさい、とはこういうことをいうのだろう。

*1:「すごい剣幕でしたね。」と03教室の長老からあとでお言葉をいただいた。まぁ、「諭す」というよりは「ののしる」に近かったかも