懸案だった宙吊りの棚を撤去した

 9月に購入した本箱をやっと組み立てて、たわんだ棚に載っていた書籍を移した。02教室が二割がた広くなったような気分、頭の上にあった重しが文字通り取り除かれたような爽快感がある。必要に迫られて取り付けたものではあったけれど、緊急避難的処置を恒久化すれば、無理が生じるのは必然の成り行きで、堅牢さに欠けていることは誰の指摘を待つまでもなくあきらかであった。
 その場の思いつきで部屋の模様替えをすることが多い、多動性の人間なので、教室のレイアウトはしょっちゅうコロコロと変わる。柔軟性に富む、と言えなくもないけれど、はっきり言って飽き性なだけであろう。その場しのぎは、しょせん、その場しのぎに過ぎない。絶えざるその場しのぎは不毛な労力の浪費を招くだけと知りつつ、なかなか悪循環を断ち切れなかったことを悔やむ。
 でも、まぁ、片付いた。根本的に解決した。あとは、いらないもの増やさなければいい。二ヶ月がかりの構造改革(?)だった。