日が暮れた

 断続的に雨のふっていた午後、日が沈むとともに雪がまた降り始めた。この勢いだと明日は完璧な雪模様になるだろう。
小学6年生は、午後5時に解散。附属中の過去問演習は予想通り好成績で、どの子もほぼ自己ベストをマークしてくれた。あと2週間でさらに完成度を高めなければならない。
 中学3年、附属受験チームでは、午後の英語の演習で怒り狂った。イージーミスをしても後悔はするけれど、反省のともなわない軽く流す姿勢を厳しく指導した(口をきわめてののしった)。入学試験はそんなに甘いものじゃない、と、今後2週間言い続けることになるにちがいない。
 「どうしよう」と公立受験チームの生徒が口にする。「恐ければ、勉強するしかない」と一般論で切り返すと、「それは分かっている」とのたまう。いや、本当にわかっているのなら、どうしよう、と言う前に、することがあるだろう、と畳み掛けても良かったのだが、今日はひとまず、「がんばれ」と言っておいた。何しろ、扇形の弧の長さを求める式すら思い出せなかったのだ、過剰要求は有害無益というべきであろう。