附属中高の入試も終わり、ほっと一息つく間もなく、公立高校の過去問演習が本格化し、漢検ウィークが始まり、英検2次対策も並行実施。
03では、大学受験生が黙々と過去問演習に余念がない。
ちょっと回想。
2月2日 広大附属福山中学入試の日
テント前で、淡々と見送った。ひとり、たいへん緊張した顔つきの子がいたけれど、おおむね良好とみた。
ともかく、無事に入試の日を迎えられたことを感謝した。今年ほど、受験生たちの体調を案じた年はなかったように思う。
夕方4時に塾にもどると、附属の受験を終えたばかりのはずの子が一枚の紙をもって走ってやってきた。「受かった!」市立福山中学の合格通知だった。速達通知を見てすぐに塾に来たらしい。「よっしゃぁ!」と叫んだ。
もう一人、少女が満面の笑みを浮かべて授業中に登場。「合格しました!」といつものふてぶてしさはどこへやら、実にしおらしくひとこと。
合格には驚かなかった。
彼女のその態度に驚いた。相当プレッシャーだったわけだ。
「よくやった、でかした」と褒めた。
その後、少年が泣きながら登場。
みただけで結果がわかる。
報告しながら、涙がとまらない。肩をふるわせ、全身に哀しみが満ち溢れている。
「よくやった、お前はよくがんばった」
ぜんぜん慰めにならない言葉だよな、と思いつつ、他に言葉がない。
結局、合格したのは3人。補欠がひとり。不合格が4人。模擬試験のデータを整理しながら、ため息ばかりついた。
全員合格の可能性もあっただけに、たいへん苦い結果だった。
お詫びの言葉もない。
2月3日 広大附属福山高校入試の日
入室時刻を待ちながら、LEC KIDSのひとりと言葉を交わす。
「3年間、この日を待ったもんな」
「はい、長かったです」
雲間から指す日の光をあびながら、そうか、これは浄化の光だ。3年間のいろいろな思いがここでこうして浄化され、明日からまた新しいスタートを切るのか、と、ちょっと感傷的な思いに耽っていた。
何も心配していなかった。明鏡止水とは言い切れないけれど、さざ波ほどのぶれもなく、静かに彼らを見送った。
午後5時。小6の授業は、英語・数学にきりかわった。
「うまくいった人も、うまくいかなかった人もいるけれど、きょうから新しいスタートです。私たちには、やらなければならないことがたくさんあります。ぼちぼち始めましょう」
東京で受験している少女をのぞいた全員がそろっとことに安堵した。彼らにもいろんな思いがあるだろうに。
わだかまりを微塵もみせず、みんな新しい取り組みをはじめた。
そうだ、前を向け!
打たれ強く進め!
同時刻、小5の過去問演習が始まる。
午後6時。
中3が公立高校の過去問演習を開始した。
直前演習を終えて、これから一か月以上の間、ひたすら過去問を解きまくる日々が始まった。
2月4日 立春
午後5時 小5の授業開始。小4の漢検リハーサル開始。
部活動を早退した中2が3名参加。
午後6時 中3の過去問演習開始。
午後7時 中1の授業開始。中2の漢検リハーサル開始。
午後10時 授業終了。英検準2級2次試験対策開始。
そろそろ中1・中2の学年末試験の試験対策も始めないといけない。
三学期の懇談受付中です。
明日、予約状況をアップします。
新年度生の募集は、新小4と新中3が募集停止です。
その他の学年は若干名の空きがあります。
平日の午後4時から5時に受け付けています。