サフィニアが咲いた

小6
 比の応用問題。距離の比から速さの比へ、時間の比から速さの比へ、くるりくるりとステップを踏みながら、解いていく。一本調子にならないように、生徒を指名し答えさせるのだけれど、誰もがスムーズに反応できるわけではない。半理解、無理解、誤解がどんどん露呈して、「ふざけんなぁ!」のお怒り爆発。すくみあがる子どもたち。そのままにしておけないので、ちょこっと雰囲気を緩めると、堰を切ったように笑い転げて、あっという間に、緊迫感は雲散霧消し、ゆるいムードが横溢する。ああその変わり身の速さのまったく見事なことよ、感嘆せずにはいられない。
 社会は室町時代に入った。鎌倉仏教の早口言葉を暗証できるのはまだひとり。おい、レベル低いぞ!

中1
 平常授業にカンバック。1次式の計算をのんびりとこなした。英語は複数形。英検五級の受験登録を配った。さて、どうなることやら。

高校中級
 試験の終わった生徒から模擬試験開始。
 初日に受験した高校二年生の数学が悲惨なことになった。本人は数学を捨てる気でいる。まだ早い気もするけれど、それなら英語をもっとパワーアップしなければならないことを告げた。自分の立ち位置をしっかり認識し、しっかり具体的な対策をとらせる必要がある。

夏期講習会
 やっと原案の策定完了。一晩寝かせて、明日再検討。例年どおりの時間数を確保した。8/5〜11に、夏休みを入れた。塾屋が夏に休むなんて、と、お叱りを受けるかもしれない。すみません、その分、それ以外のところで頑張ります。

将棋名人戦第4局 羽生挑戦者の勝利
 昨日ののろのろとした展開が、きょうの夕方から一気に動いて、羽生さんの勝利。例によって結果だけ知って、めでたしめでたし。あとひとつで、永世名人の称号。どうかなぁ、先の棋王戦は、あとひとつから連敗したもんなぁ。素人が安易な予測をできるような世界じゃないもんなぁ、きょうだって、途中経過を告げる記事(朝日)のタイトルは「二人の世界」。要するに、定跡を離れて、二人のオリジナルな構想力がダイレクトに激突しているので、余人は窺い知ることのできない世界が盤上繰り広げられている、ということでしょ。恐ろしいほど深遠な勝負の世界を、僕らはただはるか遠くから眺めているだけ、それをリアルに体験できるだけでも幸せってもんでしょ。