懇談二日目

きょうも6組、7人の方とお会いし、生徒8名分の懇談を行った。メモは増え続け、いっそうの考察と熟慮を求められる展開となった。日々の罪深い行いが暴かれていったと言い換えてもよい。

懇談のお話をうけ、小5でひと工夫。あたりまえのことをあたりまえにこなすために、それなりの手続きがいることをあらためて実感した。一人では気づかぬことの多いこと、保護者の方々のお知恵を拝借し、お力にすがることの多いこと。発展途上の塾屋にとって、修行の道は険しさを増すばかり。

自分の頭の悪さをせめてコンピュータの反応速度の向上で補おうとしたわけでもないのだけれど、メモリを増設して、1Gから2Gにした。ふふふ、体感速度がいきなり2倍になったわけじゃないけれど、ちょっとストレスが減った。で、調子づいて4Gにアップしようと思った。そこがどうやら限界らしいのだけれど、もうなりふり構わずって感じで、機能強化に走る。だって、生身の頭は絶望的に劣化する一方の気がして、、、。

小5は、ウルトラ11人兄弟の区別をつけようって話だった。いやいや、品詞の区別だった。11個もあるものをいっぺんに区別できるようにしろって言ったって無理なわけだし、5年で出てくるものは限られているわけだから、それはそれなりにはしょってポイントをついてやった。そしてそれから流水算。基本の基本をきょうはおさらい。「静水時」=「流れのない時」って話がちゃんとイメージどおりに伝わったかどうか、ちょっと心もとない。日頃彼らが使っていない言葉を使って解説すると、ろくでもないことになる。噛み砕いて説明したつもりだけれど、どこか断念していた部分を抱えて説明してしまったような後ろめたさがあった。

中3は関係代名詞の復習。おおむね良好。ごちゃごちゃくだらん連立完成問題のパターン演習をやった。パラ・フレーズそのもの意義は分かるけれど、それ自体が自己目的化したような文法問題演習はどこか不毛な筋肉トレーニングを連想させる。

高校上級数学、センター対策で、一人は数学、一人は倫理。必要に応じてやっていくつもり。
「先生、倫理がどうしても91点で止まるんです」
「それだけあればいいんじゃないの、残り9点がくやしいんだ」
「まぁ、どうせ十分の一になるので、関係ないんですけど、、、」


小6のやぎチーム、附属の過去問演習、算数と国語。自己採点後「やった!」の声。ちょっと調子がよかった男子がニヤニヤ。明日の理科・社会で総合計点が出てから喜べばいいものを、とらぬ狸の皮算用ってことにならないことを切に祈りたい。でも、今夜のところは気分よく帰宅すればいい。頑張っていればかならずいいことがある。手ごたえを実感できる学習を積み重ねていくことが、この時期とても大切なのだ。「もう一度中学受験したい、とても楽しかった」とは、合格したLEC生の言葉だ。先輩のように、同じ取り組むならワクワク楽しみながらやろう。