全面戦争

ヒートアップした小6に追随するように、中3も全面戦争状態に突入。期末試験も終わって、冬休み明けテストまではバリアフリーでビシバシやらせてもらうことにした。手始めに、きょうは英語の苦手な少年とバトル。「短い英文ひとつ完璧に理解しないで、長文の内容がわかるわけないでしょ」と、その雑な読み方を戒めた。

市立福山中の適性検査対策に絞り込んだ演習を続ける小6の少年は、サンドバッグのように作文演習の添削を受けた。書いた文章に、少しでも安直な発想、短絡的な断定、苦し紛れの言い逃れがあったら、鋭く追及され、ののしられ、課題文の読み取り方や接し方をしつこく繰り返しレクチャーされた。時に激しく、時にもっと激しく。ここは指導する側もされる側も忍の一字。突発的に神が降臨し、状況が劇的に改善されることはない。彼がみずから状況を受け入れ、変えようと主体的な営みをはじめるまで、とにかくやり抜くしかない。量的な変化は、必ず質的変化を生む。継続することで、非連続的な成長が訪れる。飛躍の一瞬を信じてすすむ。