まるで春みたい、と誰かが言ったはずだ

 ほころんでいたのは桃か梅か、陽気に誘われて花開いたのだろう。区別のつかない自分が哀しい。

 午後、庭の花の手入れをした。しぼんだのやら枯れたのやらチョキチョキしながら、「いいぞぉ」「きれいだぞぉ」と、花にささやき続けた。ものの本に効果があるとあった。真偽は知らぬ。

 小5に新人登場、ちょっと雰囲気があらたまってよかった。なかなか優秀な生徒であった。ノートの取り方をみているとわかる。おおいに期待しよう。焦らずぼちぼちペースを作ってくださいな。
 
 小6ヤギチームは疾風怒涛の復習。ちょいとやさしめのプリントで、網羅的にいった。量的には十分な演習。あとは彼らがどれだけ消化してくれるか。どれだけ間違いにこだわり、一個ずつ丁寧に覚えていくか、壊れ物を扱うように、知識を大事に扱ってくれたら、と思うのは、塾屋の身勝手か。明日、もういっぺん試せばわかることか。

 小4が4人時間通りちゃんと来て、ちゃんと帰る。作戦通り黙々と演習して倦むところを知らない。いいなぁ、あの子ら来年伸びるだろうなぁ、そんな気分で見ていた。2009年もやっぱり小学4年生もやろうかなぁ、と、今さら迷い始めた。トータルデザインの修正ができないわけではないのだが、でも、2009年の小6・中3の受験指導を考えると、無理だと思う。今年以上の人数で、納得のいくことをやろうと思ったら、絶対に小4枠を使わないと不可能だ。何度もシュミレーションした。惰性で開くときっと自滅するだろう。何かを選択するということは、何かを捨てるということ、たぶん、そういうことだ。

 英検自己採点
  準2級1名合格・・・中2の子、2回目。ハイスコアだった。よかった。


 今、辛い思いの君たちへ
 本当に欲しいものがあるなら、戦いとるべきだ。圧倒的に不利であっても、可能性がある限り、あきらめ悪くしぶとく食い下がり、ぎりぎりまでとことんいくべきだ。失敗したところで、何を失うわけでも何を奪われるわけでもない。能力の限りを尽くして敗れたのであれば、潔く現実を受け入れることも可能だろう。挫折から新たに学ぶこともできよう。力尽くさずしてくじけることを拒否する精神を、僕は尊いと思う。
 だから、君、今一度、希望に胸を焦がし、正々堂々、雄雄しく君の夢に向かって励め。周囲の雑音に耳を貸す必要はない。君の人生の主人公は君自身だ。ステージから降りる必要はさらさらない。
 自分を信じろ、自分の武器を信じろ。他を圧倒し凌駕する絶対的な力がそこにあるじゃないか。やっと勝負できるところにやってきたんだ。思う存分、とことんやってくれ。必ず道は開かれる。