問題の所在は常に具体的なんだよね

「数学がわかりません」という生徒の言葉から、「ふーん、じゃぁ、ちょっと残って特訓しようか」ということになる。

二次関数で躓いていることは、容易に突き止められる。

「じゃぁ、焦らずにグラフを描くところから始めようか」ということで演習が開始される。

平方完成が恐ろしいくらい下手くそだったので、もっとシンプルにできるしょう、とか言いながら練習をしていくうちに、「たすき掛けの因数分解がわかりません」という爆弾発言が飛び出す。

「なぁるほどね、中3でマスターしたんだけど、しばらく使わないうちに忘れちゃったんだ、そりゃぁ困るわな」、ということで中3のテキストにもどって復習する。

きちんと練習すれば、簡単にリ・マスターできる。

「じゃぁ、次は最大最小ね」ということで、今週のテーマがはっきりする。ここまでだいたい2週間、6回程度の工程。

 

 

中高生は、授業終了後にいろいろカバーできる。当事者さえ、やる気があれば、大概の問題は解決できる。問題の所在は常に具体的だから、それを焦らず手間暇かけて解決していけばいい。

小学生も3学期からは、カバータイムをきちんと作ろう。つまり、アフターセブンに村上ががっちり貼りつけるようにすれば、もっと効果的な学習指導が可能になる。

今まではそれが無理だった。

来年からはそれが可能になる。

それがどれほどすごいことか、わくわくするほど楽しみだ。