土曜日の朝

NHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」を夫婦で熱心にみている。

今週後半は、昭和19年夏あたり、主人公の次男(推定15歳)が海軍に志願することをめぐる親子の葛藤が描かれている。

ドラマを見ながら、重なってしまう出来事がある。

 

昭和20年2月21日、帝国海軍の神風特別攻撃隊、第2御盾隊が硫黄島に侵攻してきたアメリカ艦隊を攻撃し、航空母艦ビスマークシーを撃沈し、サラトガを大破させる大戦果をあげた。不確かな記憶だが、海軍兵学校出身の隊長が24歳、最年少は昭和3年生まれ16歳の予科練出身の飛行兵だったと記憶している。60名ほどの10代後半から20代前半の若者たちが、行きて帰らぬ必死の作戦に身を投じた。

 

彼らの無念さを思う。

彼らの残された家族のいたたまれない心情を思う。

戦争もなく平和な社会で勉強できることの幸せを思う。

望めば自由に未来を選択できる幸運を思う。

 

きょうも塾屋の務めをまっとうに果たそうと思う。

今、目の前にある責任を全力で果たそうと思う。