HAPPY NEWS ×2

お昼前、イトーヨーカドーの駐車場にいた。
車の中で妻を待ちながら、きょう届くはずの一通の合格通知のことを考えていた。受験した生徒は「落ちた」と言った。僕は「大丈夫だ、あきらめていない」と答えた。それがきょう判明する。エンジンをかけ、CDをかけた。3年前、娘が同じ学校を受験したときにひたすら聞いていた曲だ。両手をあわせ、目を閉じ、祈った。無神論者の祈り、今さら祈ったところでどうなるものでもない祈り。
塾へついたのは午後12:30をまわっていた。パソコンを立ち上げ、メールを確認した。来ていた。
通知を受け取る予定の生徒のお母様から「お世話になっています」の件名でメールが届いていた。嫌な予感がした。とても暗い気分が心にひろがった。が、一瞬のためらいもなく開けた。
合格していた。
祈りが通じたわけではない、彼女の実力が合格をかちとったのだ。
岡山白陵高校に一名合格しました。

夕方、昨日の合格発表の余韻も冷めやらぬ中、附属チームの演習プリントを印刷していると、少年がドアをノックする。手には何か紙をもっている。ああ、ダメだったか、と思いつつ、ドアを開けると、「受かりました」とさわやかにひとこと。「ぉぉおおおおお!おめでとおー!」と絶叫した。紙はパソコンからダウンロードした合格者番号。彼の329番は真ん中あたりにちゃんとある!!
広島学院中学に一名合格しました。