いろいろ試して、、、

 毎年のように新しい試みを取り入れているので、今さら何かを始めても「必要に応じて」という感慨を越えることはないけれど、大きな変化が二つあったので紹介しておく必要があるように思う。

 

 LECフロンティア  完全個別指導のシステム

 別会社を立ち上げようかとも思った。相談した税理士さんから「面倒が増えるだけだ」と一蹴された。まぁ、そうだよな、と思って、会社組織としては独立していない。だから、LEC進学教室の塾内システムの形態をとりつつ、で1対1の個別指導を春先から導入し、この9月から正式に制度化した。LECの内部生限定、外部展開する必然性は感じていない。LEC生で、一斉授業よりも個別指導が向いている子を対象に、学校の成績アップを目標に指導、スタッフはLEC卒業生、というスタンスで運営している。

 個別指導のお兄さんやお姉さんが、頑固ジジイの村上が手の回らないところをサポートしてくれている、という構図になっている。これまで20年ちょっと「ひとりでやっている塾」ということにこだわってきた。何があっても自己責任、という一点をゆずりたくなかった。どうして頑なにこだわっていたのか、今となってはよくわからない。たいしたポリシーがあったわけではない。あったかもしれないけれど、まぁ、それだけのものだったということか。節操がないよね、いつものように(笑)

 人を雇う煩わしさが嫌なだけだったのだろう。「おひとりでやっているんですか、すごいですねぇ」とおだてられ、傲慢にも「ひとりでなんでもできる」と思いあがっていたのだ。「誰かにやらせるより、俺がやった方がうまくいく」とか、思っていた気がする。いや、まぁ、そうじゃなきゃ、塾なんてやるわけないでしょ。いい悪いは別として。ただ、そうした自信過剰がね、失敗を招くことも多々あって、痛い目にあって、実はそうではないことを深く学ぶわけです。

 そういう意味では少し謙虚になったのかもしれない。「自分より上手に教えられる人」はたくさんいて、そういう人たちに協力してもらえると相乗効果で何倍もよい結果を出せる、という当たり前の組織原理がやっとわかってきた。遅いよね(笑)

 ということで、LEC進学教室内に、LECフロンティア という別組織があって、1対1の個別演習をやってます。

 

 中2クラスの分離 (A=応用 B=基本)

 9月からまた今年も中1から中2へ飛び級した生徒が数名。結果として中2のクラス規模が拡大する。今年は6人も増加したので、クラスを分離することにした。中2Aは、来年三月からの中3F要員として、先行してハイレベルな学習をおこなう。中2Bは、基礎基本に重点を置きじっくりすすむ。

 これで中学生は5クラス体制になった。村上なりに重い決断だったし、きめ細やかな指導が円滑にできるように、指導の仕方をいっそう研究する必要もあるけれど、明確な戦略、はっきりとしたビジョンをもったカタチでクラス運営できる。できれば、来年以降も制度化したい。

 

 で、ほかにも例年どおりの変化もあれば、新機軸もありで、、、

 小4       理科・社会クラスを9月からスタート。

 小6       過去問演習・適性検査対策のクラスを来週からスタート。

 受験学年懇談会  案内を出しています。10月上旬です。

 高2理系      きょうから数Ⅲの演習を開始します。

 英検・漢検・数検 2学期にそれぞれ検定試験があるからよろしく。

 TOEFL ITP         11月実施予定。近々案内を発行。英検2級取得者対象。 

 

 「安穏な成功などない」。最近読んだ小説の一句が心に刺さった。

 失敗を恐れず、積極果敢に成功をかちとりたい。