北海道からは初雪のニュースも

 届いているのに、僕は半袖。長袖のカッターもあったけれど、迷わず半袖を選んだ。昔々、まだ東京の阿佐ヶ谷で、塾講師をしていた頃、毎年「文化の日」になると、寒がりのT氏の提案をいれ、そろそろいいでしょう、ということで、講師控え室にガスストーブをセッティングしていた。ガスの燃焼する独特の香りとともに、受験期特有の緊迫感がただよったものだった。
 LEC戦時体制移行を記念して、車中のBGMをモーツァルトから、チャイコフスキー(ヴァイオリン協奏曲)に変えた。軽やかなピンク色した雰囲気を一掃し、重厚かつ泥臭く、怒涛とよぶべき音の奔流で、右脳も左脳も毛細血管から沸き立つ空間に身を置いて、奮闘・精励・徹底・貫徹、スラブ的粘液体質になりきって塾にやってきた。すぐに鼻について飽きてしまうかもしれないけれど、しばらくは、尊敬する五嶋みどりの超絶技巧に精神をバイブレートしてもらおう。それにしてもこのCDのジャケットはあまりに、、、、。彼女のホームページをブックマークしておくので、彼女の近影はそちらでご確認ください。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲