へとへとのへと

 小5はひたすら角度の問題を解いた。三角形の外角の定理をマスターできた。パズルチックに楽しむ姿勢をもって授業を行うことができた。とてもよかった。
 中1は、光。ほとんど中学受験の復習。凸レンズの作図に三角形の相似を遠慮なく利用できるのは嬉しい。
 中2は、ひたすらオームの法則。昔は E=IR という式を、例のドラえもんの鈴の中に入れ、「ドラえもんは EらくってIがR」 というフレーズで暗記させた。その後、文部科学省の指導で V=IR に式が変わった。そろそろ新しいフレーズを作ろうか、と思って、生徒に提案すると、「ドラえもんは VさいくでIがR」 という、なんだかとても情けないフレーズになってしまった。改良の余地がある。
 中3は、公民、選挙の話など。小学生でもスラスラ答えられる政党名をまったく知らない生徒もいる。このあたり、早熟な小学生>のんびり屋の中学生 が露骨に露になる。日々の暮らしの中で、新聞を読む、TVのニュースをみる、家族の団欒で、政治や文化が話題になる、といった経験の質と量が決定的に影響してくる。塾屋がそこで果たす役割は大きい。圧倒的な格差を嘆く前に、その格差をなるべく短時間にできるだけスムーズに解消するより効果的な方法を、どれだけたくさん行使できるか、塾屋の見せ場であろう。
 数Aは、集合と論理。昔、僕が小5のときに集合を習ったことを思い出した。あれは、いったいなんだったんだろうね、確か「現代化」という文部省の施策だったような気がする...
 英語構文。補語のとらえ方。生徒の準備不足が顕著で気に入らない。ちょっと働きかけ方を考え直したい。