その後

 英検の対策・補習・特訓・いろいろ、いろいろ

 午後遅く、小雪の舞った一瞬、例によって児童たちは駐車場を歓声をあげて駆け回り、「あぁすっきりした」と言ってもどってきた。どこかでみた風景。くりかえされるデジャブ。

 塾屋が、打ち砕いてしまった生徒の夢と希望の総量に押しつぶされることもなく、生きてのびていく秘訣があるとすれば、それは「決してあきらめないから」。三年後、六年後、あるいは何十年後にむけて、決してあきらめることなく敗者復活戦を闘い続けているから。
 一度や二度の失敗で、絶望することを禁じられているから。
 何度でも何度でもチャレンジすることを求められているから。

 愚か者の所業にちがいない、終わりのない挑戦を続けることは、いつまでたっても未完の営みをつづけることになるのだから。

 無知、単純、愚かなる塾屋として、明日も頑張ろう。