きょうも、明日も

朝からエンジン全開でカッ飛び授業。塾屋がこの時期のんびりしていたら犯罪であろう。

白洲次郎さんのダンディズムを小6に話していたら、前の席に座る28号が、ペンで僕の腹を指す。「白洲さんのカッコよさに比べて、おっさんの腹の醜いこと」と、ニヤニヤ笑っている。「コノヤロー」と思ったけれど、節度を失った食生活のせいで、体重はまた75kgまでリバウンドしている。事実だから反論できない。

一昨日、カルロス・クライバー指揮の「ばらの騎士」を観た。家族が録画してくれていた。美しいソプラノを堪能していたら、深い眠りに落ちてしまった。「あなたはオペラを観たがるくせに、必ず寝るわね」とチクリチクリと揶揄される。事実だから反論できない。

その夜、TVで、カルロス・クライバーが1988年に来日したときの公演が放映された。かの有名なベートーベンの交響曲第七番。「圧倒的じゃないか」と心の中で思っていたら、「『のだめ』のオケとはぜんぜんちがうわねぇ」と横でつぶやく。「うん」とだけ言っておいた。「のだめオーケストラ」と比べること自体、犯罪であろう。

次の夜、また、第一楽章だけ聴いた。もっとよかった。娘が眠たがったので、そこでやめた。真夜中に、無理やり受験生をつき合わせたら、犯罪であろう。

休憩時間には白洲正子の自伝を読んでいる。これといったきっかけがあったわけではないのだけれど、年が明けてからずっと白洲夫妻関連の著作にはまっている。「LECのプリンシプル」という言葉が念頭から去らない。

遊びに来てくれたTIGERⅠこと窪田君(首都大学東京2年)と、彼がボランティアでかかわる、コミックマーケットの話でもりあがった。
「よくやるねぇ」
「好きじゃないとできませんねぇ」
「塾屋とおんなじかぁ」


などなど。

明日も朝から。受験生、よろしく!