雪・桃の節句

「明日は雪が降るって」という昨夜の妻の言葉に導かれて、朝6時、目覚めて窓から外を眺めれば、「あちゃー、ホンマや」。とっさに、きょう受験のある生徒の顔が浮かぶ。「よりによって、、、」と思っていることだろう、気の毒なことだ。まぁ、しかし、これくらいの雪で心くじける子でもなく、凛として受験会場に向かっているはず、彼女の一番よいものが出ることを祈った。

新年度2日目、やっと新年度気分に復調(?)。3時過ぎには、生徒が数名自習室に入ってエンジン全開。僕は、その間に、あっちの整理、こっちの整頓。入試直前シフトから、平常授業シフトに転換する作業といってよいのだけれど、荒っぽく言えば、散らかった教室を少しきれいにした。その後、年度の更新にともなって、退塾される保護者の方と面談、力不足を心からお詫び申し上げた。
実は、今更新で、高校生で2名、中学生で2名、小学生で2名の退塾手続きを行うことになった。それぞれのケースにそれぞれ固有の事情があった。塾屋としては、どの方からも身に余る言葉をいただき、ひたすら恐縮するばかりであった。お示しいただく礼節に相応する努力を、僕は本当にやってきたのか、身を小さくして振り返らずにはいられなかった。LECを去る彼ら、彼女らの今後のいやます発展を祈るばかりであった。

受験期の塾屋の息抜きになったもの
■ 「ヒストリエ」(岩明均) 1−5
 アレクサンダー大王幕下の将軍エウメネスの謎の前半生を描いて出色。とんでもない大河ドラマになりそうな予感。安彦良和氏の「アレクサンドロス」を凌駕する傑作歴史漫画になるんじゃないか、、、
■ 「ヴィンランド・サガ」(幸村誠) 7
 覚醒したクヌート王子をめぐって陰謀渦巻き、骨肉相食む王との対決序章という展開。今回も緻密に描きこまれた重厚なシーンの連続に圧倒され通しだった。
 以上2点に「チェーザレ」を加えて、三大歴史漫画(古代ギリシア・中世イングランド・ルネサンスイタリア)と呼んでいるんだけど、どれも世界史選択の高校生以上にお薦め。小・中学生には残虐シーンが多すぎてR15。(USAでジブリの「もののけ姫」がR15指定を受けたことを参考をに、一応言っておく。興味本位で読んで、夜寝られなくなった、なんてことのないようにね。)
■ 「プルート」 7 (浦沢直樹)
 ゲジヒト亡きあとの展開(ネタばれ防止で詳細は割愛)が、一気に加速、「悲しみ」が降ってくるシーンに心揺さぶられて、、、


高3生へ朗報
 今、03教室を改造中。
 昨日、ある生徒と今後の受験戦略を練った。毎日、塾で最低2時間の演習をすることになった。と、そのとき、
「先生、03教室を使わせてください」と直訴された。
「OK、わかった」と即答し、その日のうちにとりあえず2人分のスペースを作った。
 きょうは2人がそのスペースを活用した。

 順次拡張していくつもり。春期講習までに、完全個別ブースをととのえよう。シニアクラブの全盛期を上回る環境づくりをやってみようか。

さぁ、いよいよ明日は遂に誠之館攻略ラストミッション最終日。
LEC ザ シックスの最終演習日、頑張れ、あと少しだ。ゴールのテープはもう見えている。スタジアムをあと2周すればいいだけだ。

というわけで、明日は午後3時からです。