我慢、我慢

小5 
 メンバーが2人増えて気分も一新。授業展開がスムーズになった、いや、それはメンバーの変化ではなくて、既習事項の復習の分だけ、生徒の反応が格段に良い、からであろう。図形の分野は1学期に苦戦した分だけ、見るべき成果をあげている。苦労はするもんだ。社会は復習すればするほど深みにはまる。ベースになる器がない。替え歌でも何でもつかってとにかく前進。我慢のとき。

小6
 この講習会の昼休憩、なぜか男の子らが将棋に興じ、ごく自然と序列ができたらしい。昨日、生徒からお誘いを受けた。そこで、小6最強棋士のオダケンと平手で勝負というとにあいなった。うじゃうじゃ生徒らの見守る中、すいすいとやってくる先制攻撃から横歩取りで攻め込まれた。一手指すごとにギャラリーが意味もなく湧く。「負けたらヤバイじゃん」と内心思いつつ、ポーカーフェイスで、乱暴にグイグイ反撃、予定通りミスを誘い出した。あとは一気呵成に寄った。熟知している彼の心理を読んで仕組んだ荒業で勝っただけで、塾屋的陰謀の勝利にすぎない。許せ、オダケン、技量はたぶん同等だ。
 社会は5年までの復習がやっと終了。次回から歴史に入る。日本の自動車会社の企業努力を評価する話が多かった。算数は比と割合。しゃれた問題がゾロゾロ、と、くれば、あにはからんや、理解度は完璧な二極分解状態、手を打たねばならぬ。

中1
 単語テストの難渋すること。なかなか不合格者が減らない。彼らも努力はしている、それは認めよう。ただ僕の要求水準にはかなり開きがあって、「なんでや!」という毎日が続く。我慢、我慢。
 正負の計算も、ボロボロ取りこぼす。これも、我慢、我慢。我流でゴツゴツやっているところを、スマートにスイスイやれるようにフォームを矯正するには時間がかかるもの。
 方程式の文章題にはいい発展があったけれど、足元の計算がこれほど脆弱では、ね。何をかいわんや、だ。

高校中級
 数列の演習を一区切りつけて、軌跡の復習に方針転換。時間が足りないぃ、と悲鳴をあげたくなる衝動を押さえて我慢、我慢。

 講習会は楽しい、と、言いつつ、センター演習では、また強い口調で受験生を叱咤激励することとなったし、ちゃらちゃら自習していた小5の女子を罵倒して帰宅させることにもなった。
 多彩な一日であったとまとめておこう。