「もっと読書作戦2011」発動!

小5 懇談を通じて「もっと読書」を語らなかった日はない。
LECから子どもらに働きかけるお約束に従って、小5-冬の「もっと読書」作戦、第1弾。小5の授業に参加している19名の児童に、一冊ずつ課題図書を配付。本なんて人から押し付けられて読ませられるもんじゃねぇっていう正論に異議申し立てをするつもりはさらさらないけれど、趣味が読書な上にもともとお節介な塾屋には、ちょっと読んでもらいたい本がそれなりにあって、立場を「悪用」して、子どもらに本を押し付ける機会があったら、時に悪乗りすることもある、ということで、勘弁してください。
種はまいた。どんな芽が出るか、果たして芽が出るのか、不安も大きい。「おもしろかった」の一言が聴けたら、それでいいやって思ってるけれど、よせばいいのに、この冬に10冊は読んでもらう、と明言した。順にまわしていけば、それぐらいの数にはなる。ひとりひとり読むスピードが違うから、日を決めて一斉に交換というわけにはいかないだろうけれどね。
たぶん、全部で25冊程度の本が回覧される予定だから、ランキングをつけてみようか。今後の資料になる。レック・キッズが選ぶ「おもしろい本」ランキング、トップ5を決めてみよう。
持ち点は、ひとり20点。面白いと思った本に3点。まぁまぁおもしろいと思った本に2点。ふつう、と思った本には1点。面白くないと思った本には0点。
毎回、本を交換するときに投票する。週単位で途中経過を報告するから人気のある本がまわってきた時は、楽しみが増すね。特定の本に人気が集中するようだったら、追加購入しましょう。
トップ3に入った本は「殿堂入り」ということで、レック・キッズの必読書に認定され、代々読み継がれていくってことにしよう。そして、「殿堂入り」を果たした3冊の本全部に満点をつけたキッズは、「読書の伝道師」として表彰される、とかね。まぁ、一生懸命読んで採点して、運がよかった人には何かいいことがあるようにしよう。
あまり人気が出ない本は、途中でリストからはずしてもいい。たぶん、どれも面白いから脱落する本はないと思う。(と、私は思っているけれど、人の嗜好はそれぞれだから、レック・キッズがどう思うかはわからない)
読書は個人でするもので、集団でするものじゃねぇっていう正論にも異議申し立てをするつもりはさらさらない。いろんなバイアスがかかってくるのは十分予想できる。ただ、テレビやゲームで無為に時間を過ごす子どもが多いことを考えると、多少のバイアスは伴っても、読書を「強制する」ことも避けられない、と思う。
同じ「強制」するなら、せめて「楽しく」する必要がある。本を押し付けるのは簡単でも、「読む」行為は子どもの自主性に依存する。何か楽しみがあれば、自主性を引き出すのも容易になる。なんだかよくわかんないけど、祝祭的にわぁわぁやってるうちに、本を読む楽しみを知った、ってことになればいい。

ということで、12月7日(水)に、「小5-もっと読書作戦2011」発動しました。1月10日(火)に、作戦終了。ランキング決定。「読書の伝道師」表彰。

みんなしっかり読んでくださいまし。

ああ、本を読んでたら時間がなくなって、宿題できませんでした、っていうのはダメよ。あらかじめ釘をさしておく。そんなことを臆面もなく口にする野蛮人は、即、作戦参加権を剥奪して、永久追放するから。

時間はつくるもの。忙しいときこそ工夫しなさい。