17:00 ほっとひと息、夕方の休憩

 また今年も、北米防空司令部(NORAD)が、サンタの追跡をしてくれます。サンタさんのそりを引く、トナカイのルドルフの真っ赤な鼻から放射される赤外線を、レーダー探知して、北極を出発したサンタさんの行動をネットで報告してくれます。北米大陸を攻撃してくるかもしれない核ミサイルの探知防衛システムが、世界中の子どもらに夢を与えるために使われるなんて、この世の中、まだ捨てたモンじゃない、って僕は思う。(米軍の悪辣な宣伝活動に過ぎない、っていう見方をする人もいるだろうけれど)

 最初のきっかけがなんともイカしている。サンタさんとお話できると宣伝したお店の電話番号が間違っていて、なんと、NORADの前身のCONAD(中央防衛航空軍基地)の司令長官のホットラインに、子どもから電話がかかってきた。司令長官のシャウプ大佐が、事情を察して、子どもの話を聞き、部下にサンタさんが北極から南に向かった形跡があるかどうか調べさせると、本当にその形跡がみつかった!!!それ以来の伝統で、今年で50回目。僕の生まれる前から、ずーっと途切れることなくおこなわれているイベントだっていうのも、すごいなぁ、と思ってしまう。

 (これもひょっとして、どこかの広告代理店が考え出したエピソードの可能性は否定できない。だって、司令長官直通のホットラインの番号は秘匿番号になっているはずで、間違い電話であろうとダイレクトに子どものかけた電話がつながるなんて怪しい話だ。根性のねじれた人間としては、半信半疑というところ。でもまぁ、事実は小説より奇なりっていうから)

詳しいことや、実際の追跡につていは、
こちら→ http://www.noradsanta.org/jp/default.php