苦戦続きのLECシニアクラブ

 に、待望久しい金メダル!! 
 早稲田大學教育学部の合格を、岡崎太希君(蔵王小→愛光中・高)が勝ち取りました。おめでとう。
 受験直後は、息も絶え絶え、
「悔しい、英語が、、、」
と東京から電話してきた彼でしたが、
「異常興奮状態にあるんだから、そんなに思いつめることはない、心静かに結果を待とう」
と諭したことがまるで嘘のよう。地獄から天国に急上昇した鮮やかないきさつは、しかし、いささかしまらなかった。
 そもそも、午前11時の発表なのに現れない。保護者との面談をしながら、時だけがすぎてゆく。これは、もうそっとしておくしかない、と決め付けて、きょうの夕方締めきりの仕事にとりくんでいたところ、どうしても数字があわない、何度点検してもミスがみつからない。デッドラインの午後四時までの残り時間が刻一刻と迫ってきて、イライラがピークに達した頃、彼がぼーっと現れた。
 そっとしておくことに決めていたので、声もかけずに、一心不乱に点検、再点検を繰り返していたところ、にわかにあわただしく、彼がやってきて、
「先生、携帯電話で問い合わせると、確かに『おめでとうございます』って聞こえたんですよ。受かってるかもしれません」
「何だって、お前、まだ見てなかったのか」
「ホームページで確認したいんですけど」
「悪い、今、デスクトップはダメ、そのへんにノートパソコンがあるだろう、うん、どこだ、こっちか、あっちか、いや、ここか」右往左往しつつ、ノートパソコンを渡すと、
「こんちは、郵便局です」
「すみません、あともうちょっと時間ください」
「はーい、待ってます」
 と、そのとき、突然ひらめいた、あそこだ、あれがリストから落ちてるんだ、急いで古い書類を引っ張り出して、確認、所定データを入力すると、一発解答!と、
03教室では、
「あった!あった!やった!受かった!」。
 そうと聞いて、じっとしていられない。締め切り直前の仕事を放り出して、駆け込み、抱き合い、
「うわぉー!やったぁ、すごいぞぉ、勝ったぞぉ!」
と、もう何を言ってるんだか、さっぱり記憶に残っていないけれど、吼えた。跳ねた。泣いた。
 「さぁ、おかあさんに連絡しろ、家族にどんどん連絡しろ」
と促し、デスクに戻って急いで仕事を完成させたところへ、再び、郵便局の人。
ちょっと待ってもらって、確認をすませて、OK、GO!
お詫びに、先日クロちゃんにいただいていたシュウマイを添えた。クロちゃん、ごめん。
 もう一度、03教室に戻って、放心状態の彼をパチリ
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 岡崎太希、人生劇場、いざ、序幕でございます。