おかげさまで、愛光高校「合格」でした。

 塾を休んでご迷惑をおかけしましたが、
以下、前回(17日)の続きです。

 入試当日の夜、
 国語・数学・英語の自己採点をした。問題文の誤読、勘違い、勘の悪さ、計算ミス、あきらめのよさ、何もかも失敗するパターンの商品見本のような状態で、あまりの内容の悪さに辟易し、
 「絶対無理だ、理科・社会でリカバーできる状態じゃない。1ミリも期待するな。ただし、第一志望までには2週間以上ある。修正できるから、明日から特訓だ」と言い放って、
 「チクショオォ、何を教えてきたんだか、こんな無様な結果をみるためじゃないぞ、ニャロメェ、あいつのせいじゃない、教えてきた俺がアホだったんだ」と唇をかんだ。
 翌日、二週間分の追加メニューを用意してとりかからせると、実にスムーズにこなす。
 「なんてことだよ、ふだんどおりやってくれてりゃ、何でもなかったのにぃ。まぁいい、これを糧にするんだ。本命は先だ、勝負はこれからだ」と心の中で苦く思い返した。

 昨夜、
「ドキドキするね」と家人が言うので、
「何が?」と言うと、
「明日の発表よ」
「いや、もう引導を渡してきれいさっぱりあきらめているから」というと
「私はずっと客観的で私情が入らないから、何にも心配してないわ。絶対受かると思ってる。あの子を100%信じてる」
「この世の中で僕を救ってくれる人がただひとりいるとしたら、君だね」
「そんなこと、あたりまえじゃない。わかりきったことよ。」と、バッサリ。

 今朝、
「10:00には戻って来るよ」
「どうして?」
「レタックス、10:00到着予定だろ。いた方がいいだろ」
「違うわよ、10:00発送で、午前中には届くってことよ」
「いや、10:00到着予定で段取りをつけているって、、、まぁいいよ、いつもどおり、昼前には戻る」と、言いつつ、たぶん電話がかかってくるだろう、さて、どうしたものか、と思って出た。

 そして、10:00
気になって、去年のブログを読み直して、ああぁぁ、そういえば去年もギリギリ状態で、崖っぷちにいたんだよなぁ、ととりとめもなく感慨に耽って20数分、、、

電話のコール、
「娘に間違いない」
受話器をとって「はい、LEC進学教室です」
「とうさん、受かったぁ」
「やったぁ!」
 ******
あとは何を喋ったか分からない。とにかく絶叫していたことは間違いない。
03教室にいたTigerⅠが、あまりの大声にびっくりして動悸が収まらなかったとか。

 娘の合格を露とも疑わず、今朝なんと合格した夢までみていた母親と、絶望に打ちひしがれ、とにかく次善の策を考えあたふたしていた父親と、例によって好対照な思想と行動をとる二人に挟まれて、この長い二日間娘も大変だったに違いない。
 中学生活の終わりの始まりは、こうして首尾よくスタートを切った。
 愚かな父親兼塾屋の苦闘は始まったばかり、ということか。

 きょうも頑張ろう。