久しぶりに家族ではまった漫画

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 チェーザレ・ボルジアを描く歴史漫画。「のだめカンタービレ」が、家族三人の共有漫画になって久しいけれど、それ以来の作品といってよい。。もともと家族の中で漫画を読む習慣があったのは、僕一人。よせばいいのに、僕がおもしろいと思うものを娘にすすめてしまう。妻は「漫画なんか読ませて」と渋い顔をするけれど、娘は素直で、たいがいオヤジの趣味は受け入れている。「風の谷のナウシカ」しかり「ガンダム・オリジン」しかり。もっとも、僕とて小林源文やかわぐちかいじの描く戦争漫画をすすめたりはしない。娘の趣味に合わないことはまちがいないから。
一度「夕凪の街、桜の国」をすすめたときは、あとで、むちゃくちゃ反発された。あまりにも悲惨な内容にのけぞったらしい。「どうしてこんな漫画をよませるんよぉ」と猛烈に泣きながら抗議され、かえす言葉がなかった。言われてみれば、小学生(当時)に読ませる本ではなかったかもしれない。
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 妻になると「ナウシカ」はロリコンで「ガンダム」は戦争漫画にすぎない。いたって辛口の評価で痛いところを突いてくる。僕の大好きな吉田秋生が受け入れられる可能性はゼロだろう。
 家族3人が一致してそのおもしろさを認める漫画が見つかったのは慶賀すべきことである。