初夏でしょか

結局、きょうは中1の生徒が4名も来た。呼び出した子が1名。欠席の補充の子が2名、自主参加が1名。英語で躓きかけている子(昨日、この子は her が読めなかった)と話していて、小学校1年生のとき、カタカナを覚えるのに苦労した、という思い出話をを聞いた。
「頭の中に、音は出てくるけれど、文字が出てこないで困った」ということだった。ふぅむ、ひょっとすると、この子は、英語の単語を覚えるために、他の子の3倍以上のエネルギーを払っているかもしれない、、、。毎回30個の単語テストが、もし、90個だったらどうする? 誰だって、やめえくれぇーって言うんじゃないの。いや、そんな乱暴な比喩で話をまとめるべきではないか。いちがいにサボっているわけではない、と言える部分を斟酌すればじゅうぶんか。
単語を覚えるための回路が脳の中にできるまでにあと少しのはずだ。焦らず、慣れるのを待ちたい。

中3の社会で、「普天間基地移設問題」と「ギリシャ危機」について触れた。みんな新聞をしっかり読んでおくんだよ。

中畑清氏が、「たちあがれ日本」から参議院選に立候補するという記事をみて、はじめ、冗談だろう、と思った。しかし、該当ニュースを読むと本当だった。「長嶋氏にも相談して」という部分で、ぷっと吹き出した。うーむ、まじめな話がどうしてこうもコミカルに映るのだろう。
つい先日、岡部まり氏が民主党から立候補する、という記事を読んだときも、堀内恒夫氏(自由民主党)のときも「冗談だろう」と思った。

小泉元首相の時代、「政治の劇場化」がしばしば指摘されたけれど、この鳩山首相率いる民主党政権下で確実に進んでいるのは、「政治の液状化」。融通無碍、何でもあり、ただし、なんにもならない。依拠すべき理念的支柱はすべて倒壊し、構築するべきヴィジョンはすべて足元から崩れていくという「液状化」現象が政治の世界をおおっている。

参院選の結果はそのどうにもならない混沌とした状況をわかりやすく示すことはあっても、その処方箋を提示することは、おそらくない。

だからといって、何も憂い顔で思案することはない。現実的な問題は、いずれ、かならず、現実的に解決される。ただし、多少、時間はかかる、民主主義だから。多少、錯誤も発生する、やっぱり民主主義だから。そして、愚かな道化師が愚かな振る舞いをする姿を目の当たりにしても我慢しなければならないし、耳にしたくない戯言も時には聞かざるをえない。


C 3−4 T
前田君、きょうは残念でした。鬼門のブラゼルと真っ向勝負して木っ端微塵に潔く散るのも若者の特権かもしれません。「どうして勝負するんだ」とはじめは思いましたが、よく考えてみれば、大野ヘッドコーチのこと「もっとよく考えなさい」と教育のチャンスを与えたのでしょうね。目先の1勝より、明日の大エース。きょうはお疲れさんでした。