NEW STYLES IN OCTOBER

 05教室の机の向きを90度変えた。
これまでは、自習する生徒たちの背中を見ながら授業をしていた。今は横顔(右半分)が見えている。新鮮でいい。知らなかった表情をみせてもらっている気がする。なにがどうというわけではないけれど、お互いに緊張感が高まったように思う。

 ふたつあったトイレのひとつ、02教室内にある方を女子専用にした。
 小5・小6の男子児童から激しいブーイングがおこった。既得権の侵害に激昂する圧力団体のようだった。まぁ無理もないか。意味もなく女子と男子で張り合う年頃で、自分たちが一方的に不便になるのに、文句のひとつも言わなければむしろ変だろう。さんざん悪態はついたけれど、すなおに従っているところを見ると、実際的にはたいしたことではなかったのだろう。

 毎年、入試が迫ってくると、塾内のちょっとした模様替えをしたくなる。必然性がある場合もない場合もあって、村上の気まぐれ以外のなにものでもない。生徒からすれば、ある日突然塾内の様子が変わっているので面喰うことになる。申し訳ない、と思う。必ず、前の方がよかった、という子が出てくる。変化を嫌い、安定を好む性格の子には、新鮮さよりも違和感が先立つのだろう。
 狭い空間に限られた家財しかない。どんな配置にしてもメリットとデメリットがあって、どっちに視点をむけるかで評価は変わる。人は見たいものしか見ない。変化を受け入れやすい子はメリットを見るし、変化を受け入れにくい子はデメリットを見る。双方の言い分はほぼ等価で、どちらも他を圧倒することはない。

 適切な比喩かどうか迷うけれど、準戦時体制だ。来月からは総力戦になる。受験は戦いでもなければ戦争でもないけれど、結果ははっきりつけられる。ふさわしい準備をしなければならない。集中力を高め、能力を十全に発揮する環境をあらためて整えたい。そんな気分の表れとして受け取ってもらえたらありがたい。

 
 明日、明後日は塾を連休します。

 留学中の娘が一時帰国するので、村上は家庭サービス要員としての能力をフルに発揮できるかどうか、鋭く追及されます(苦笑)。
 授業はおやすみです。
 なにかありましたら、11日火曜日午後4時以降にお願いいたします。
 メールチェックはしますが、返信には時間がかかる恐れがあります。
 ツイッターは平均的に書き込むと思います。タイトル右端のボタンで簡単にいけるので良ければ参照して下さい。
 ブログの更新は例によって気分次第ということでご了承ください。
(たぶん、ありません。ももたまさん、『なんじゃぁ、更新しとらんじゃん、萎えるぅ』とか言わないように)。