予定時刻に高校生男子が二人、呑気に遅れてやってきたので、堪忍袋の緒が切れた。
以下、詳細は略。
ラジカセ、英検CD、各一個破損。床に若干の傷跡。
GO HOME! と叫んで、二人とも帰宅させた。
やれやれ、と店じまいをしていると、該当者一名再登場。
まったく素直にすがすがしく謝罪する。
ああ、いいよ、明日、7時からやるからな。ガンバロウ。
さわやかに一件落着。
駐車場の車までたまたま私物を回収に行ったら、もう一人がぼーっと立っている。
さっきは怒りにまかせて言いたい放題言ったので、ちゃんと静かに話をしておくべきだろうと考え、03教室まで同行を促した。
たいした話もできなかったけれど、丸く収まった。
非難するのは簡単でも、
理解するのは困難だ。
怒るのはたやすくても、
導くのは難しい。
はっきりしているのは、かつて村上を理解し、導いてくれた人々がいたということ。
そして、今度は村上の番だということ。
塾屋としてではなく、ひとりの大人として。