今日の授業

【小6】前回はGW中の、テキストの演習チェック。今日は「達人」のチェック。子どもによって達成度はさまざまで、もっと細かくフォローする必要性を感じる。
 きょうの算数はやや難易度の高い「つるかめ算」と「差集め算」だった。面積図もパターンどおりではない。よく文章を読んで理解し、それから取り組まないと迷路にはまるようにできているのに、多くの子は、何も考えずに、パターンどおりやろうとして自滅する。そこに思考も考察も何もない。暴走を止め、話の中身を整理整頓し、手続きを噛んでふくんで説明すると、それなりに前進できる。まさに、その問題文をいかに自分の言葉におきかえて理解するか、という点で、算数の力が試される。子どもらの思考力を養うということは、立ち止まって考える手順を整えてやることなのだ、とあらためて深く認識した次第。子どもを教えることは、いつだって新しい。
 社会は、学力テストの範囲内の暗記ドリル。あらかじめ予告していたのに、準備してこなかった子どもが再テストになった。「まったくもう」と、以前ならブチ切れするところだけれど、「覚えられない」子どもは、どうしたって出てくるもの。どんなにインセンティブを刺激しても、ダメなものはダメ。時間をかけてじっくりまったりやるしかない。簡単に覚えられる子どもも確かにいて、そういう子どもを標準に考えてしまうと、できない子は、みんなとんでもなく怠け者になってしまのだけれど、集中力は、ひとそれぞれで、一律に同じ達成度を求めても不毛な消化不良に陥るだけ。できる子はできるなりに、できない子はできないなりにやればいい、と思う。まだ時間はたっぷりあるのだから。ただし、受験直前になると、そうも言ってられないから、とんでもなくあこぎなこともやってしまうこともある。それはまた別の話。
【中1】私立中学の中間試験対策にあわせて、正負の計算の総復習をおこなった。計算問題は、差が小さくなって、低学力者の成績が確実に向上している喜ばしい結果になった。しかし、応用問題は、逆に差が開いた。考える問題をやってなかったことが、バレバレでいささか恥ずかしい。次回、次々回と対策をとる。
 英語も試験対策。初歩の初歩から復習テスト。回を追うごとに得点が下降し、危ういことになった。単語の定着度がヒドイ。「今年はとりわけヒドイ。問題外だ!」と叫びたいところだが、そんなことはない。去年もひどかった。一昨年だって似たようなものだった。毎年のことだ。要は、現実にあわせてきちんとした対応をとれば済む話。
【高3】各自、試験対策。ベクトルと小論文の質問を受けた。

 中間試験対策を成功させ、波に乗りたい。