きょうの運動会は、

 途中、雨でたいへんだったのでしょうね。みんな風邪をひいていなければよいけれど、まだ、ちっこい人たちだから心配。
 不思議なもので、ずっと「ちいさいなぁ」と思っていた小学校5年生の児童たちが、一年たって小学校6年生になり、学力テストで、新5年生と並んで座ると、見事にひとまわり大きい。身体的にも雰囲気的にも「お兄さん・お姉さん」然として構えているから、内心、感嘆せずにはいられない。比較対象が明瞭になると、子どもの印象はずいぶん変わるものだ、と、この4月に思ったばかり。
 とにかく子どもらは一年一年加速度的に成長し、逞しくなっているというのに、塾屋のオヤジはデブ化、ハゲ化、ボケ化がひどくなるばかり。理想を言えば、豊かな経験がより洗練された英知に結実し、立ち振る舞いににじみ出る風格が威厳をましていかなければならないのに、使い古された駄洒落を口にしては子どもらの顰蹙を買い、大人気なく暴れ、年甲斐もなく幼稚に感動して、ボロ雑巾がすりきれていくようなオヤジ化が、際限もなく進行していく恐怖から逃れられない。