中間試験の結果が

 いろいろ判明し始めた。とても成果をあげたとは言いきれない結果もあって、憤りをこらえるのに苦労した。素直にコツコツ励めば、いくらでもハイスコアを出せる力を持ちながら、頑張りきれない甘さを抱えているところが、痛い。浅く開き直る前に、愚直に静かになすべきことをなすべきであろうし、その気になればできる子なのに、残念だ。
 逆に「がんばりましたよ」と言って、答案用紙をさわやかに見せる子もいる。大量の問題を一気に解きまくった勢いが踊る字体に刻印されていて、強い意欲と練習量の豊富さが見てとれる。
 意欲的に取り組む子をどう育てるか、もっともっと研鑽を積まねば、塾屋の務めを果たしたことにはなるまい、苦く重く、思うことであった。