昨日の授業 クラス点描

■小4 
 女子4名のほのぼのクラス。教室の後のほうでは、まだクロスの張替えをやっていたのだけれど、時間どおりスタート。算数は、3けた÷1けた 3けた÷2けた 4けた÷3けた の割り算演習。原理は呑みこめても、実際に運用するには数感覚が稚拙で、何をたてるべきか思いつくまでに試行錯誤が延々と続く。基本的に 2けた×1けた 3けた×1けた の暗算能力が未成熟だから、時間がかかっているわけで、しょせん慣れの問題。計算負荷をいかに小さくするか、この一年間の大きな目的のひとつである。いつものように、正解したら、正解者で一本締めをしながらやっていくと、じつに嬉しそうにコロコロ笑って乗ってくる。国語は、物語文の一節。出題は安易。そこで、物語を読む基本原則を語った。少し小難しい話になった。そのあと、同意語、対義語。声に出してペアで読んでいく。四つまとめて勢い読んでいく、さながら早口言葉のように繰り返す。子どもらがどんどんテンションをあげていく。そこで小テスト。80点以上が二人、80点未満が二人。

■中2 
 不規則動詞ABC型のテストをしようとすると、「聞いてない」「いっぺんにやってもすぐ忘れる」と来た。ふだんだったら「言ってある」「忘れたらまた覚えろ」とシャットアウトするところだけど、「ふうむ、なるほど、一理あるな、じゃぁ、次にしよう」ということで、別の小テストに切り替えた。一般動詞の過去形の基本例文の英作文。不規則動詞は、非常に簡単なものしか出てこない。思ったよりはいい反応だった。時間をかけてじっくりじっくりやってきた甲斐が少しはあったように思う。そのあと、英語長文。久しぶりに英文を筆写させて、日本語訳をやらせてみた。和文英訳、英文和訳という古典的なスタイルで正面から力を試すと、骨太な学力があるかどうか、いとも簡単にわかる。勘やフィーリングに頼っている生徒が、露骨に右往左往する。英語以前の日本語の語彙力もあぶりだされてくる。僕から指摘するより、実際に本人が体験を通して、貧困な言語表現能力を自覚し、主体的に改善と向上に取り組むように気づかせなければならない、のだけれど、そこが難しい。罵倒して終わり、ということになりかねない。
 数学は一次関数。前回やった平行条件の続き。今回は座標平面上での解説に重点を置いた。変化の割合を辺の比にしてしまう発想を身につけさせようとしたんだが、まだ、相当かかりそう。

■高校初級 数学
 ヤギさんチームは、二次関数の最大・最小の文章題。どうもぱっとしない。クマさんチームは、無理数の計算。こっちは調子いい。2チーム編成で、当分、このまま。次回は数A

■05教室、きょうより仮始動!
 さっそく高校1年生が自習に登場。勉強しているその背中を01教室から眺めていると、模範生の秀才君が黙々と勉強しているように見えるじゃないか。教室が変わるだけで生徒の印象が変わるなんて、いかに皮相的なイメージしか抱いていないかってことの証明かも。あっ、いやっ、彼が不真面目なあそび人といっているわけじゃぁない。
 新調された05ー02、01-02のドアを「このドアってすごくなーい!最新版じゃん!!」と小6女子が意味もなく開けたり閉めたりして遊ぶ。

 というわけで、唐突にLEC4.0 の開幕。それにあわせて、早速中3と高3の合同自主トレーニング日が確定。高3は、日曜日午後8:00-10:00。中3は土曜日または月曜日の午後7:00-9:00。4月から週3日のレギュラー登板日にプラス1で、強化演習をやりぬきたい。
 もちろん、単独自主トレニーングは任意の日、任意の時間に設定してもらってよい。平日は午後4:00−11:00.土曜日は終日。日曜日は午後6:00−10:00の間でOK。ただし、05教室は高校生の部屋、という原則があるので、小中学生は、02・03教室で。
 
 「先生、座る席がありません」という絶望的な一言をしばらくは聞かずにすむだろう。現在の生徒数で、自主学習に来る生徒、居残りする生徒、をどんなに合計しても一度に60名を越えることはないはずだ。生徒が増える予定もない。
 環境は改善された、次は中身だ。内容が伴わなければ環境改善も意味がない。指導内容向上のイメージははっきりしている。設計図も工程表もある。僕のやりぬく意志と体力が試される。本気度が測られる。増床した分以上にパワーアップしていこう。やってみればなんだってできる、ちょっとした改築工事だったけれど、イメージを具現化する最大の要因は、やりぬく意志だとあらためて感じた。
 
 VIVA! LEC4.0