模擬試験結果

大学受験生(現役の高3生)が、自分のおかれている現実を正しく認識し、合理的な受験勉強を持続的発展的におこなうことは至難のわざである。適切なアドバイスや指導がなければ不可能に近い、と思う。

塾屋として、子どもらにいつまでに何をどこまでやらなければならないか説明することは、難しいことではない。しかし、それを実効性のともなうレベルまでやりぬかせることは簡単ではない。まして自主性に基づいた能動的な営みとして取り組ませようとすると、、、

子どもらの根拠のない楽観主義は、時に、恐いもの知らずの強みになることもあるけれど、たいがいは、認識不足による受験勉強の不徹底を招くことが多い。悲観主義を称揚するつもりはない。楽観も悲観もせず、まっすぐに自分自身を見つめなおす機会をもつ必要がある、と思う。

5月も終わろうとしている。夏までに基礎基本を完成しておかなければ、夏以降の飛躍は望めない。フルパワーの疾走感を全身に感じながら勉強しているだろうか。今、一度、胸に手をあてて、ひとり静かに考えて欲しい。


カープの岩本君、プロ入り初ヒットおめでとう。クリーン・アップを任せられる真の強打者に成長してもらいたい。