次々と、、、

地元の小・中学校で、次々と学級閉鎖が起きている。毎日のように、インフルエンザで欠席します、の連絡が入る。と言っても、塾の活動に支障がおきるほどではないので、特別の対策は練っていない。生徒にマスクの着用を義務づけることもしていないし、塾内に消毒ジェルを設置しているわけでもない。
目下のところ、インフル対策といえば、備蓄食品の消費。4月末、パンデミック対策で購入した「サトウのごはん」が、11月下旬に賞味期限切れになる。なんてこった、と思いつつ、授業の合間をぬって一日一食のペースで、電子レンジで2分間あっためては、3分間で食べている。
あの頃は、2週間分の生活必需品を備蓄し、「来るなら来てみろ、パンデミック!」と、全く見当違いの意気込みで構えていた。まぁ、「サトウのごはん」は、コンビニのおにぎりなんかより数倍おいしいから、苦痛ではないけれど、小6に、「愛>金、村上=メタボ」と張り紙を貼られた立場としては、不要な炭水化物の摂取に明け暮れている気分を払拭できない。
数年前のこと、イラクのサマーワに派遣(派兵)された陸上自衛隊の隊員が、「ライスパックを食べたいっす」と、TVのリポーターの質問に、苦笑いしながら語っていたことを思い出す。不謹慎にも「発想が貧しいんじゃない」と、とっさに思ったけれど、今だったら、その感覚を共有できそうな気がする。
いや、何も異国の地で(戦場で)、人道援助活動(米軍占領支配の側面支援)に携わる苦労が理解できる、というわけではない。パックご飯のもつ不思議なあたたかさとうまさを恋しがる味覚が理解できる、ということ。
もちろん手作りの料理には毛頭太刀打ちできないのだけれど、気分的に殺伐とした状況で、ほっとする一瞬を生み出す力が、パックご飯にはあるような気がする。
塾屋って、パックご飯に癒しを求めるほど追い詰められてるの?みっともないんじゃない?という声がどこからともなく聞こえてくる。いえ、ただたんにメタボな村上がいやしいだけの話です。ガッツン、ガッツン食べていないと元気も湧いてこない、と単純に考えているだけす、と回答して今夜はおしまい。

インフルエンザにかかってしまった子たちが早くよくなりますように。
まだかかっていない子たちが、どうかかからずにすみますように。