静かな土曜の夜

 「先生、英語で、、、、クエスチョンマーク忘れて99点で、社会は、、、、原油を石油って書いて98点で、、、、」と、露骨な感情表現とは無縁な中1の女子生徒が、実に悲しそうに報告する。聞く方まで悲しくなる。
 「まだ中1なんだから、そんなに落ち込むことないって。見直しする時間は? なかった? へぇ。じゃぁ、そこだな。今度からは、ちょっと早めに仕上げて答案を点検しよう。で、村上がおっちょこちょいだから、生徒もおっちょこちょいになるってことで今回はまとめておこう。よくがんばった、うん」
 5教科の平均は95以上、100点もひとつかふたつ欲しい。というノルマを課した。さて、他の生徒たちはどうなることやら。
 今年も、中1は3学期に英検3級突破を目指して、「熱い冬」作戦(オペレーション ホット・ウインター)を展開しよう。ホットは文法事項の網羅的な概説。ウインターはパワフルな語彙力強化。奇策は用いない。正攻法で正面突破を図る。
 
 小6男子に、壁にはってある各私立中学のポスターをはがすように頼むと、やんちゃ坊主二名が狂乱的に盛り上がって、びりびりに引き裂き、ちぎっては投げちぎっては投げ、とんだ騒乱状態になった。(持参された先生方、すみません)
 中学受験という目に見えない、しかし、彼らにとっては逃れられない脅威に対する精一杯の反抗だったのだろう。たかがポスターを引き裂く程度で、どれほどのカタルシスも味わえなかっただろう、と思うと、不憫でさえある。合格するまでは、何も解決しないということだ。ならば、志望校に合格するまでだ。

 
 高3は太平洋沿岸方面に一名出撃。健闘を祈りたい。がんばれー。2名は明日模擬試験、朝から晩まで一日で5教科7科目を受験する。集中力を維持するちょっとしたノウハウをレクチュアした。

 明日は8:30-16:00でやってます。18:00までに、しまなみ海道、因島方面へ遠征しなければならないので、申し訳ないですが、ジャスト16:00にOFFになります。試験対策自習予定の少年少女のみなさん。よろしく。